大腸カメラ検査 | 鈴木内科医院 | 内科 消化器内科 糖尿病内科 | 西脇市野村町

  • ご予約はこちら
  • 0795-24-0456

大腸カメラ検査

小さな大腸ポリープの発見も可能
大腸カメラ(下部消化管内視鏡)は肛門から内視鏡を挿入し、小さなカメラで直腸から盲腸までの炎症、ポリープやがん、潰瘍などの病変を調べるのに使われる検査機器です。
他の検査では識別困難だった大腸の色調変化や粘膜面の変化を捉えることができるため、小さなポリープの発見も可能です。
組織検査(生検)も可能
疑わしい部位が見つかった場合は、生検(ごく小さい組織片を摘まみ出し、顕微鏡などで詳しく調べること)を行うことができます。
40歳以上の方には、一度は大腸カメラ検査をお受けになるよう、お勧めいたします。

このような症状に大腸カメラ検査をお勧めします

  • ・血便
  • ・便通異常(便秘・下痢)
  • ・腹痛、腹部膨満感
  • ・貧血を指摘されている
  • ・顔色が悪いと言われる
  • ・急激な体重の減少
  • ・便潜血反応で「陽性」と出た
  • ・大腸ポリープや大腸がんを治療した経験がある など

このような疾患の検査・診断に大腸カメラは有効です

  • ・大腸ポリープ
  • ・大腸がん
  • ・潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患
  • ・大腸憩室症(腸管の内壁の一部が外側に向かって袋状に飛び出した状態)
  • ・虚血性腸炎(大腸の血流障害によって大腸粘膜に炎症や潰瘍が生じ、突然の腹痛や下痢、下血をきたす疾患) など

大腸カメラ検査の流れ

予約

大腸カメラ検査の予約を入れていただきます。
☆当院では、基本的に月~金曜日、午後1時30分から3時に完全予約制で行っております。

検査前

大腸をきれいにするために、下剤約2リットルを数回に分けて飲んでいただきます。
前日から下剤を飲む場合もあります。

検査

  • 1.ご希望の方には鎮静剤を投与(注射)します。
  • 2.左側を下にしてベッドに横になり、検査が始まります。
  • 3.肛門から内視鏡を挿入していきます。
  • 4.医師がモニターに映る大腸の内部を隅々まで観察します。
  • 5.検査は15~30分程度で終了します。

検査後

  • ・通常、飲食は1時間後から可能です。
  • ・検査当日のお風呂はシャワー程度にし、強度の運動は避けてください。
  • ・検査終了後、気になる症状がある場合は、すぐに医師にご相談ください。

大腸カメラを受ける際の注意点

検査前日
  • ・ひじき、わかめ、こんにゃく、きのこ類など繊維質の多い食品、またイチゴやキウイ、スイカなど種子の多い食品は、検査2日前から控えるようにしてください。
  • ・夕食は午後8時頃までに、消化の良いものを軽めに摂り、早めに就寝しましょう。
検査当日
  • ・検査が終わるまで、食事は禁止です(飲水は水・お茶に限り少量可能)。
  • ・内服薬に関しましては、検査に伴い中止すべき薬もあり、指示に従ってください。
  • ・タバコは吸わないでください。
  • ・鎮静剤を用いての検査を希望の方は、自動車やバイク、自転車などを自分で運転してのご来院は控えてください。

日帰り大腸ポリープ切除

大腸ポリープの切除の必要性について

大腸がんの殆どは、大腸ポリープから発生します。大腸ポリープは大きくなるに従い、その一部からがんが発生してきます。気付かずにいると徐々に大きくなり、進行がんになってしまいます。こうなるとリンパ節転移や他臓器への転移の可能性が出てきますので、内視鏡では切除不可能となります。そのため、切除不可能になる前に大腸ポリープ(良性)のうちに切除する必要があるわけです。近年、食生活の欧米化により大腸がんは増えてきています。がんによる死亡数は、現在男性では第3位、女性ではすでに第1位となっております。2020年には、罹患数、罹患率とも男女ともに第1位になると見込まれています。

厚生労働省班会議の多施設共同研究で、ポリープを切除した群では、5年後の大腸がん罹患率は0.7%、10年後で2.2%であったのに対し、ポリープを切除していない群では、5年後の大腸がん罹患率は1.0%、10年後では5.2%でした。つまり、ポリープを切除すると大腸がんになる確率は有意に低くなり、ポリープを内視鏡的に切除することにより、大腸がんが減ることが証明されています

当院での大腸ポリープの切除方法について

当院では内視鏡を用いて、コールドポリペクトミー(cold polypectomy)という方法を用いて切除します。 通常のポリープ切除術は、スネアという特殊なワイヤーでポリープの根元を絞めて高周波電流を流して切除します。

コールドポリペクトミーとは

コールドポリペクトミーとは、高周波電流のような熱を加えずに切除する方法をいいます。いわゆる“生切り”です。コールドポリペクトミーの適応病変は、大きさ10mm未満の小さな腫瘍性ポリープです。10mm以上のポリープは、遺残や出血などの危険性が高くなるため、高周波電流を流して切除します。10mm未満であっても、形態・性質・部位等でコールドポリペクトミーの適応にならないものもあります。

コールドポリペクトミーには専用の鉗子でポリープをつまんで摘除する方法と、スネアでポリープの根元を絞めて摘除する方法があります。原則は、5mm以下の微小ポリープは鉗子(カンシ)でつまみ、6mm以上の小ポリープはスネアを使用します。

コールドポリペクトミーの利点について

高周波電流を使用するポリープ切除術の場合は最低でも1泊2日の入院が必要ですが、コールドポリペクトミーだけの場合は、入院の必要はなく、外来での治療が可能です(ただし、ご高齢の方や一部の血液をさらさらにする薬剤を内服されている方は入院での治療をお勧めしますので、近隣の病院を紹介致します)。

また、コールドポリペクトミーもポリープ切除術と同様で生命保険等の申請も可能です。コールドポリペクトミーのように、小さいうちに腫瘍性ポリープを摘除することにより、大腸がん発生の予防につながります。早めの治療を心がけましょう。

コールドポリペクトミーの安全性と合併症について

生切りなので、摘除直後はわずかに出血します。しかし、出血は数分で止まり、後出血はまずみられません。ポリープ(腺腫)は「粘膜」に限局した病変です。粘膜のレベルの「なま傷」は、大きくても治癒が早く重大なトラブルを起こしません。高周波電流を使用するポリープ切除術は、電流を流しながら切除するため、切除部位は熱傷になります。この熱傷は、「粘膜」の下に位置する「粘膜下層」まで及びます。血管は主にこの粘膜下層にあります。熱傷により粘膜下層の血管が破たんすることにより、後出血をきたします。コールドポリペクトミーは、粘膜下層は傷つけずに粘膜の病変のみを摘除する方法なので、出血や穿孔の危険性は低く安全な方法といわれています。

① 出血
上記既述のように、切除直後はじわじわと出血しますが、ほぼ100%の確率で自自然止血します。
困難な場合は止血剤の注射や止血クリップにて止血処置を行います。ごく稀に止血困難ないし数日後の出血があり、その際は近隣病院を紹介し入院加療となります。当院では、出血の危険性を考え、一度の検査で切除するポリープは3個までとしております。残りは翌月以降、再度行う事となります。
抗血小板薬や抗凝固薬など、血液をサラサラにする薬剤を内服しておられる患者様は、ポリープ切除ができない可能性もあり、必ずお申し出ください。休薬等の指示も致します。
② 穿孔
この方法ではほぼ100%生じないと言われておりますが、万が一発生した場合は近隣病院紹介、入院、手術加療が必要になります。
③ 遺残
この方法で切除しきれない場合や、一部が遺残した場合は、近隣病院紹介し、追加切除処置が必要になる事もあります。

コールドポリペクトミー後の注意事項

高周波電流を使用するポリープ切除術は、1週間の食事制限・運動制限・活動制限が必要です。コールドポリペクトミーの場合は、先に述べたように安全な治療法なので、注意していただくのは3日間です。

ポリープ摘除後3日間は、生活の面では、運動・遠方への外出や出張・長時間の運転・長湯や暑すぎる風呂・排便時の強い努責を控えていただき、食事は香辛料・アルコールを避けていただきます。

日帰り大腸ポリープ切除(コールドポリペクトミーの費用)

検査による観察・ポリープ切除・病理検査費用にて以下の表が目安となります。
その他にかかる初再診料、薬代、血液検査等の費用は含まれておりません。
切除する位置や個数にて費用には変動があります。

  3割負担 1割負担
観察のみ ¥5,000程度 ¥2,000程度
ポリープ切除(1臓器) ¥21,000~¥24,000 ¥7,000~¥8,000
ポリープ切除(2臓器) ¥24,000~¥27,000 ¥8,000~¥9,000
ポリープ切除(3臓器以上) ¥27,000~¥30,000 ¥9,000~¥10,000